日光杉並木
日光杉並木街道とは、日光街道(16.52km・国道119号線)、例幣使街道(13.17km・国道121号線)、会津西街道(5.72km・国道121号線)の3街道を総した名称です。今市の市街から神橋に至るまでの日光街道には見事な並木が続き、古いもので樹齢370年を超えるものもあります。現在日本で唯一、特別史跡と特別天然記念物の二重指定を受けており、平成4年には、世界一長い並木道としてギネスブックにも認定されました。今市の街道沿いには杉並木公園が整備され、杉並木と今市の歴史、文化を継承する施設として水車や民家が復元されています。
<情報更新 2019.4.16>
日光東照宮
日光山内表参道の突き当たりに位置し、二社一寺の中心的存在です。 祭神は徳川家康ですが、豊臣秀吉と源頼朝も合祭されています。2代将軍秀忠の創建当時は簡素でしたが、3代将軍家光が大改修を命じ、 莫大な財力と1年5ヵ月を要して大改築。 今に見る絢爛豪華な建造物が完成したのはさらにその後のことでした。
極彩色の彫刻群と惜しみなく使われた金箔など、 桃山文化の流れを受け継いだ江戸初期の技術が凝集し、神社建築と寺院建築が渾然と溶け合う独特の様式を見せています。
<情報更新 2019.4.16>
日光山輪王寺(りんのうじ)
日光山輪王寺は、日光山の玄関口にあり、ここから日光山巡りが始まることになります。輪王寺は天台宗の門跡寺院で、勝道上人が開いた四本竜寺が始まりとしています。平安時代は満願院、鎌倉・室町時代は光明院と呼ばれ、日光三社権現信仰の中心として栄えましたが、豊臣秀吉の小田原攻めの時に衆徒が北条方についたため寺領が没収されて荒廃。天海僧正が座主として入って再興を遂げました。
その後、後水尾天皇の皇子が親王についてから天台宗の門跡寺院となり、比叡山延暦寺、東叡山寛永寺と並んで天台宗三山の1つに列せられています。現在は三仏堂(本堂)を中心に15の塔頭をかかえています。
<情報更新 2019.4.16>
日光二荒山神社(ふたらさんじんじゃ)
東照宮の西側、恒霊山の山腹に鎮座している日光二荒山神社。男体山の神である大己貴命(おおなむちのみこと)を主神に、女峰山に妃神・田心姫命(たごりひめのみこと)、太郎山に御子神・味耜高彦根命(あじすきたかひこねのみこと)を祀っています。ここを本社に、中宮祠が中禅寺湖畔、奥宮が男体山の頂上にあり、別宮が本宮神社や滝尾神社など、境内は日光連山から奥白根山頂に至っています。
二荒山神社の開基は、男体山頂を極めた勝道上人。もとは日光三社権現の1つで、日光山信仰の中心でしたが、明治時代の神仏分離令によって二社一寺に分けられました。
<情報更新 2019.4.16>
神橋(しんきょう)
日光山内の入口、大谷川にかかる朱塗りの反り橋。 山口県の錦帯橋、山梨県の猿橋と並んで日本の3奇橋とされています。幅6m、長さ27mの木造りで、東照宮大造替の時に庄内藩の酒井忠次が寄進。その昔、将軍や修行の行者だけが渡れたといわれています。以後、洪水によって流失したが、明治時代に再建、今の姿になりました
日光山内の表玄関を飾る神橋は、「山菅の蛇橋」ともいわれ、日光開山の祖・勝道上人が大谷川を渡ろうとした時、深沙(じんじゃ)大王が現れ、2匹の蛇を対岸にかけ、その上にヤマスゲを生やし、橋として渡したという伝説があります。
<情報更新 2019.4.16>
日光東照宮(春季/秋季)例大祭「百物揃千人武者行列」
日光東照宮では毎年5月17日からの2日間に「日光東照宮春季例大祭」が開かれ、さまざまな行事が執り行われます。
中でも5月18日に行われる「百物揃千人武者行列(神輿渡御祭)」は、徳川家康の神霊を駿府久能山から日光に改葬した際の行列を再現したもので、神輿を中心に総勢1,200人余りが参道を往復する様は圧巻です。
行列が御旅所に着くと「八乙女の舞」「東遊の舞」の二つの舞が古式ゆかしく奉納される「御旅所祭」も行われます。
5月17日には馬上から的を射る勇壮な「神事流鏑馬」も行われ、見応えがあります。
なお、秋季例大祭は毎年10月17日に執り行われ、春より規模は小さいものの、「百物揃千人武者行列」は総勢800名以上。「神事流鏑馬」は前日の16日に披露されます。
<情報更新 2019.4.16>
開山堂
開山堂は滝尾神社へ向かう参道の途中、うっそうとした杉木立のなかにひっそりと建っています。日光を開山した勝道上人が弘仁8年(817年)、鬼籍(亡くなった人を記す帳)に入ると、弟子たちはこの地で茶毘(火葬)に付したと伝えられ、開山堂は享保5年(1720年)頃に造営されました。地蔵菩薩像を安置し、毎年4月1日に開山会法要が行われています。
そばには観音堂(産の宮)、別名・香車堂と呼ばれるものや、 勝道上人の墓所もあります。
<情報更新 2019.4.16>
憾満ヶ淵・化地蔵(かんまんヶふち・ばけじぞう)
憾満ヶ淵は男体山から噴出した溶岩によってできた奇勝で、大谷川をはさんだ日光植物園の対岸にあります。
慈雲寺を抜けて歩いて進むと、数えるたびに数が異なるといわれることから「化地蔵」とよばれる約70体の地蔵群があります。東照宮や神橋、メイン通りから少し離れた位置にあるため、静かに散策できる穴場の観光スポットです。
<情報更新 2020.2.27>
いろは坂
いろは坂は、馬返しから中禅寺へと至る途中の急な坂道のことです。大小48の曲がり角があったので、いろは48文字にちなみ、この名がつけられました。春には新緑、秋には紅葉と、日光の自然美を楽しめる景観で有名です。
カーブが連続するいろは坂を上りつめると明智平、そこから明智平展望台までロープウェイが通じ、中禅寺湖、華厳滝、男体山が真近に迫り、いろは坂のカーブが階段のように見える景色が楽しめます。
日光と奥日光を結ぶ道路として昭和29年に開通したいろは坂は、上り下りが完全に分離された一方通行の道路。当時、わが国で2番目の有料道路(現在は無料)として全国的にも有名でした。
<情報更新 2019.4.16>
明智平
明智平は、いろは坂を登り切った所にあります。そこからの眺望もよいのではありますが、展望台に登ればもっと素晴らしい絶景が待っています。明智平ロープウェイで約3分。標高1373mの展望台からは男体山や中禅寺湖、華厳の滝が見渡せる大パノラマが一望できる圧巻の美しさです。特に紅葉の時期がおすすめです。
明智平展望台から山上の遊歩道はハイキングルートにもなっており、茶ノ木平までは約1時間半。そこから先の半月山、半月峠、中禅寺湖などの順で巡る人も多いです。
<情報更新 2019.4.16>
中禅寺湖
「幸の海」と呼ばれる風光明媚な中禅寺湖は、標高1250mの高地にある自然湖で、男体山の噴火によって大量流出した溶岩が大谷川をせき止めてできたものです。 最大深度は162m、東西に約6.5km、南北に約1.8kmの大きさで、この湖から華厳の滝が流れ落ちています。
現在、「日光」と呼ばれる地域は二社一寺のある山内(市街地)を一般的に指していますが、もともとは中禅寺湖や男体山がある「奥日光」と呼ばれる地域の名称でした。その昔、勝道上人が日光開山(男体山登頂)に成功してから、男体山に登拝する人々がこの湖で体を清めたといわれています。
<情報更新 2019.4.16>
男体山
男体山は中禅寺湖の北岸にそびえる標高2486mの雄大な山。山頂には日光二荒山神社の奥宮があります。
日光二荒山神社中宮祠から登山する場合、毎年5月5日から10月25日の期間で登ることが可能。5月5日は開山祭、10月25日は閉山祭が行われます。また、毎年7月31日には登拝祭が行われ、8月1日の深夜0時に山頂を目指して多くの人が登頂を開始します。
男体山のふもとに広がる湖や滝、草原や湿原などは、この山の噴火活動によって造られたものです。
<情報更新 2020.3.1>
中禅寺・立木観音
中禅寺は日光開山の祖・勝道上人が建立した古刹です。その昔は男体山の麓にあった神社と並んで建っていましたが、明治35年の大山津波で崩壊。後に現在の中禅寺湖畔、歌が浜に移されました。
坂東十八番の札所である中禅寺のご本尊は、日光山最古の木像・十一面千手観世音菩薩(国重要文化財)。 高さ約6m、左右の手は寄木で作られ、日光山の開祖である勝道上人の作とされています。壮厳な雰囲気漂う観音像は根が付いたままの立木状態で彫られたことから「立木観音」と呼ばれました。安置されている観音堂の裏には、高さ45mある舞台造りの五大堂があり、中には不動明王を中尊とする五大明王を安置。そこから湖面の美しい中禅寺湖が見下ろせます。
<情報更新 2019.4.16>
戦場ヶ原
中禅寺湖の北方、男体山の西の裾野に広がる湿原です。男体山の溶岩が湯川をせき止めてできた赤沼湖という湖が始まりでしたが、だんだん浅くなって沼から湿原へと変わっていき、現在に至っています。戦場ヶ原という名の由来は、その昔、男体山の神と赤城山の神が領地を争った戦場だったという神話から来ています。
戦場ヶ原は自然の宝庫であり、湿原には多くの高山植物が楽しめます。白いズミの花が咲く6月をはじめ、7、8月にはたくさんの湿原植物が咲き乱れ、あちらこちらで湿原の色が燃え出します。空気が澄んでいる高原の秋は早く、例年の10月中旬ともなれば、湿原は赤い濃淡の敷物を敷いたような草紅葉を見ることができます。
<情報更新 2019.4.16>
華厳の滝(けごんのたき)
日本の三大名瀑の一つに挙げられる華厳の滝は、日光の自然景観を代表するものです。中禅寺湖から流れ出る大谷川にかかり、100mほどの岸壁を一筋の太い流れが落下する様は圧巻。中間部は十二滝と呼ばれ、玉すだれのような細い瀑布となって落ちています。ちなみに、十二滝は落盤(昭和61年10月25日)によって出現したもの。かつての1本滝ではなくなりましたが、太い流れの豪快さと細い流れの優しさが見事に調和しています。
華厳の滝は、水量の増す梅雨時期と紅葉期がひときわ美しく、冬は氷結して巨大なつららになることもあり、その景観は芸術的です。駐車場近くの観瀑台から滝を見下ろすことができますが、さらにエレベーター(有料)で100mほど降りて滝を眺めると、その迫力は一層すばらしいのでおすすめです。
<情報更新 2019.4.16>
竜頭の滝(りゅうずのたき)
中禅寺湖から戦場ヶ原に向かう国道120号線沿いにある。湯川が中禅寺湖に注ぐ前、黒々とした男体山の軽石流溶岩の間を流れて作る滝で、中央の大岩をはさんで流れる様子が竜の頭、急流はうろこを光らせる胴体のような景観を見せることからその名がつけられました。
特に、ヤシオツツジが咲く5月と、紅葉の季節が見事。岸には階段状の遊歩道があり、登って行くと戦場ヶ原、さらに湯川をたどって行くと湯滝、その先は湯ノ湖へとたどり着くことができます。
滝壷の前には茶屋もあり、竜頭の滝を目の前で眺めながら、ひと休みすることもできます。
<情報更新 2019.4.16>
霧降の滝(きりふりのたき)
華厳の滝、裏見の滝とともに日光三名瀑の1つに数えられる霧降の滝。高さ75m、幅15mの滝で、ほかの2つのように一気に滝壷へ落ちるのではなく、途中岸壁に当たって段になって流れており、その流れは原生林を割るように2段となって落下、滝が流れ落ちる途中で水が霧状になることから「霧降」の名が付いたといわれています。
白い水しぶきをあたり一面にあげて落ちる霧降の滝は、 崖を埋める木々の緑と白い水流の織りなすコントラストが実に優美な印象です。この優雅な優しさから日光の女滝と呼ばれ、木々の色がつづれ織りになった秋には、また一段と華麗な風景へと変わります。
昔は滝壷まで降りて滝を見上げることができましたが、残念ながら、現在は行くことができなくなっています。(通年通行止め)
<情報更新 2019.4.16>
霧降高原(きりふりこうげん)
四季折々の美しい自然に彩られる霧降高原。春にはうららかな陽光の降り注ぐ牧場の牧歌的な風景、初夏にはニッコウキスゲが一面に咲くキスゲ平。秋には標高1434mという六方沢大橋から望める幻想的な美しい紅葉などが楽しめます。
6月の下旬~7月の上旬になると 霧降高原スキー場のゲレンデ一帯にニッコウキスゲが可憐に咲き競います。リフトを乗り継いで標高1500mまで行くと展望台があって眺望が雄大。晴れていれば関東平野の大パノラマを望むことができます。
また、カラマツやミズナラの林の中を、野鳥の声を聞きながら歩き、滝尾神社から日光山内の裏手に散在する史跡をめぐる「史跡探勝路」が神橋まで続いているハイキングコースなどがあり、ハイカーにはたまらないスポットとなっています。
<情報更新 2019.4.16>
大笹牧場(日光霧降高原大笹牧場)
大笹牧場は豊かな自然が息づくのどかで大らかな放牧育成牧場です。日光国立公園内の標高1030~1320mに位置し、関東平野を一望できるロケーションの中に面積362ヘクタールと全国屈指の広さを誇ります。牧場内には、動物にエサやりなどができるふれあい広場や約500種類ものお土産品を取り揃えた売店、厚切りラム肉のジンギスカンが自慢のジンギスカンハウスなどがあり、アイスクリームやバター作り体験などが可能です。
<情報更新 2019.4.16>
日光江戸村
日光と鬼怒川の中間にあり、大江戸八百八町をリアルに再現したテーマパークです。広大な敷地には、宿場町、下町、武家屋敷町といった町並みが江戸時代の雰囲気をかもし出しています。7つの劇場、4つの展示館などがあり、華麗なショーや迫真の演技をはじめ、江戸時代の体験学習もでき、村内の従業員はすべて和服を着た江戸時代の扮装をしています。
各劇場へ入ると、白い紙が渡されるが、これはお金を包む「おひねり」の紙。もちろん強制ではありませんが、小銭を舞台へ投げ入れるのも、なかなか気分がいいものです。
<情報更新 2019.4.16>
東武ワールドスクウェア
ヴェルサイユ宮殿やピサの斜塔など、世界の名建築物や遺跡などを実物の25分の1スケールでそっくりに再現したテーマパークです。大きいものは10mを超えるものもあり、見応えがあります。
東武ワールドスクウェアのガイドツアーに参加すると、園内の見どころや建築物のエピソードなどを解説付きで楽しく見ることができます。たとえば、ミニチュアビルのショーウィンドウをのぞくとマリリン・モンローに似た人形などを発見することができたり、街では銀行強盗、車の衝突事故、そのまわりに人が群がっている様子などが再現され、全体で約14万人いるといわれる小さな住人たちの、それぞれの物語も楽しめます。
<情報更新 2019.4.16>